Deck Review RISE PLAYING CARDS(USPCC)
ASMR動画とかたまに見たりするのですが、自分の好きな物ごとに関する音って多分、凄くいい音に聞こえるんでしょうね。
そんなこんなでDeck好きな自分がYouTubeで知った「Rise Magic」という兄弟がDeckをUSPCCからReleaseしたと。
その名もRISE PLAYING CARDSです。早速紹介していきます。
>TuckCase
濃い(黒味の強い)ネイビーブルーを基調にしたシックな雰囲気です。
シュールな曲線で宇宙や山頂から見上げた星空を連想させるディテールに優れたデザインになっています。
Caseの品質はUSPCC製の他のDeckと同じ品質でエンボスやレリーフ加工はありません。底にFirst Editionとあるので続編もあるかもしれません。また5000個生産のようなので初回生産としてはかなりの生産数だと思います。強気ですよね。ただ大量生産のおかげもあり、個人の制作Deckにしては価格も若干抑えられた設定になっていると思います。
Tuck SealとExtraCartdの組み合わせが面白いです。
>BackDesign
サークルデザインで宇宙を連想します。サークルの外はディテールに富んだスプラインな曲線で構成されたシンメトリーなデザインの複合でデザインが構成されています。
なんか説明難しいな…
太い黒(ネイビーブルー)の外枠が設けられており、中央の円とバランスをとっています。この円や外枠がスプレッドやファンを演出します。
>FaceDesign
USPCのStandard Designのインデックスになっています。
各Aのスートはデザインされており、BackDesign同様 曲線でディテールに富んだデザインです。
またこのデザインされたpipは各カードのpips内に一つ配置されていますが。前面に強調されるものではなく、馴染んだものになっています。
シックな雰囲気はFultonの「CLIP JOINT」を思い出させます。
▲Fulton’s Playing Cards 「CLIP JOINT」
ただ精巧なディテールは尖った荒々しさと言うか、若さ、活気をも感じますね。
大夫作り込んだのだと思いました。
Design系の大学か、その道に精通しているのでしょうか。凄いなと思いました。
コートカードには兄弟がそれぞれデザインされています。
ハートのK:Grant Henry
スペードのK:Chandler Henry
>Extra
JOKERは朝夜と場面を変えをデザインになっています。インデックスはなくシンプルな感じです。
TuckCaseやTuckSealにも登場している、上昇を表すロゴ(でいいんでしょうかね)のCard、あとDoubleBackCardがついています。
>Quality
USPCCのPremium Crushed Stock(Bee stockのCrushed)を使用
裁断方向はModern Cutになっています。
パサついた手触り、心地よいエッジのあたり、軽めのハンドリング感。柔らかいけど張りのある若干薄いStockになります。
Bee Stockだと思われ耐久性もあるでしょう。品質はとてもいいです。
全体的にディテールに富んだ気合の感じるデザイン性の高いDeckだと思います。
ただこの高いデザイン性と、カスタムコートカードの人物像のタッチが個人的にはミスマッチになっているように感じてしまいます。どうしてもハートのKとスペードのKのデザインが浮いているように感じます。
ここら辺がデザインの難しいところなんだと思います。
まぁこうした所は、今後改善していけるところだと思いますし、ExtraCardの立ち位置にしてしまえばコレクター的にも演者側としても存在価値はガラッと変わるところなので、次作への期待できるポイントの一つになりますね。
購入価格1495円(2020/10)