絵を描くこと、見ること、漫画も好きです。最近はもっぱらDeck収集にはまっています。              

Deck Review BICYCLE 52 PROOF PLAYING CARDS(ELLUSIONIST/USPCC)

皆さんはウイスキーは好きですか?

私は好きな方で御座いまして、若いときはスコッチウイスキーにドハマりしておりました。深酒もあり、気怠い日々を代償にウイスキーを嗜んでいたのですが、少しは大人になったのでしょう。今は特別な時に嗜む程度の飲み方になりました。

 

今回はそんなウイスキーをモデルにしたDeck「BICYCLE 52 PROOF PLAYING CARDS」のReviewです。

52 PROOF PLAYING CARDSはELLUSIONISTからのリリースです。


Deck紹介 BICYCLE 52PROOF PLAYING CARDS

 

>TuckCase

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自分が所持しているものは厳密にはV2になるようです。V1との違いは正直情報が見つけられなく詳細はわかりません。

禁酒法時代をテーマにしたDeckが幾つかあったのでしょうか。わかる方がいたらコメントください。

Caseの品質は他のBICYCLEと同じ感じ。エンボスなどの加工もありません。

Case前面にはオークの木が描かれています。

オークなんてゲームのMinecraft位でしか口にすることもないでしょうけど。日本でいう樫(かし)や楢(なら)がオークになるようです。この辺も調べてみると面白いですよ。

ウイスキーを熟成させる樽はオーク材を使用します。その木が描かれています。そして葉もデザインに活用されています。

背面にはCardのBackDesignが描かれています。全体的な色調はほんの少し茶色を帯びたグレー、線画に黒が使われています。この配色の理由は何故なんでしょうか。

Designの時代背景が1920年禁酒法時代っていうのも関係しているのでしょうかね。

TuckSealはビニルタイプで強い赤ベースにオークの木が描かれています。

 

>BackDesign

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どうですか。なんかELLUSIONISTっぽくない感じもしますがクラシカルなデザインですが どこかポップです。

オーク樽を連想させる中央のサークル。周りをオーク葉やトウモロコシ、ライ麦のような植物が装飾。アールを効かせたデザインでアール・デコなデザインです。

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▲※アール・デコ1920年代(1910~30年代に欧米で流行した装飾デザイン)

アールが尖った外枠が複数線設けられており、スプレッドやファンをした時にデザインの複雑さを演出します。

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白縁部分を外枠で装飾している感じですかね。

 

>FaceDesign

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PipsDesignはオリジナルです。アールが少しきつめなものですが、StandardDesignに近いカスタムです。

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コートカードはすべて左を向いたデザインです。

紳士っぽい服装の男性とフラッパーな衣装を纏った女性がお酒や煙草を嗜んでいるDesignです。アニメテイストですが綺麗ですよね。

禁酒法前はBARでお酒を楽しめたのですが、施行後はスピークイージー(という隠れ場になるんでしょうか)に集っていた。そこでお酒を楽しんだり、出会いの場になっていたのでしょう。f:id:chosukejapan:20201123022121j:plain

スペードのAにはオークの葉が装飾したデザインになっています。

 

>Extra

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JOKER オークが外枠を形成したデザインになっています。

1枚は細かな文章が。もう1枚はドクロが描かれています。文章は細かくて読めませんでした。拡大すれば読めますかね?

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ウイスキーカクテルのレシピカードなのでしょうか。

カクテルの名前が炭鉱?(COAL MINE)なんですかね。

 

>Quality

BICYCLEですが、そこはELLUSIONIST。おそらくBEE Stockを使用しているのではないかと思います。実際手に取った厚みは若干厚めに感じました。

柔らかさは普通。モダンカットになっていて裁断面は綺麗でざらつきは控えめです。

安定した品質で、個人的には好きな品質です。

 

ただのウイスキーをテーマにしたデザインではなく、禁酒法時代の人々など時代背景も取り入れた大きいテーマでデザインしたことで、素材が増え、それが綺麗にまとまっています。完成度の高いデザインです。

デザイナーの明記はされていなく(見つけられなかった)、詳細はわかりませんがELLUSIONISTのDeckなので、おそらく Oban JonesのDesignだと思います。その他のDesignerも関わっているかもしれませんが、とても素敵なデザインです。

 

最後に余談ですが、ウイスキーを英語変換すると

・whisky

・whiskey

上記のように2種類でます。

スコットランド産のスコッチウイスキーでは「WHISKY」。

アイルランド産のアイリッシュウイスキーでは「WHISKEY」と表記されているのです。バーボンで有名なアメリカンウイスキーは、アイルランドの流れを汲んだ「WHISKEY」の表記がほとんどです。これは、アメリカのウイスキー蒸留所の創設者の多くがアイルランド出身だったからとされています。

▼引用

「WHISKY」と「WHISKEY」、どちらが正しいスペルなのか、の件 – ブレインウッズ スタッフブログ

ちなみにExtraのウイスキーカクテルのレシピはwhiskyになってました。

今はそんなに区別はしないんでしょうかね。