絵を描くこと、見ること、漫画も好きです。最近はもっぱらDeck収集にはまっています。              

Deck Review 2021 #05:DEVIL'S IN THE DETAILS(Riffle Shuffle/TWPCC)

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Illustrationやhandletteringを手掛けるDesigner Widakk Designg がデザイン。Riffle Shuffleからこの度リリースされたDEVIL'S IN THE DETAILSのReviewです

今回はSILVERとGOLDの2色を紹介します。

 

DEVIL'S IN THE DETAILSというタイトルにあるように、精巧なDetailと隠されたDEVILの描写を探してしまう趣のあるデザインが魅力的なDeckです。

 

※1年程 DeckReviewを綴ってますがRiffle ShuffleのDeckは今回が初めてですね。個人的に意外でした。

ではまずはTuckCaseの紹介から。

>TuckCase

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黒を基調にした厚手のマット紙を使用。金もしくは銀の箔押しでデザインがされています。DeckTitle部分はエンボス加工が施されています。

デザインは翼をもつ悪魔?闇落ちした堕天使のような描写やトライデントに巨蛇が巻きついており、ガーゴイルの描写もあります。

蛇の鱗や、中央の楕円を囲う植物系の装飾まで細かい描写が丁寧にされています。

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CaseからCardsを取り出すと、Case内面のデザインに驚きます。Caseの中には巨蛇の鱗がダイナミックに描かれています。

TuckSealもオリジナルに制作されており、印字の色はそれぞれのメインカラーが使われています。

 

>BackDesign

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TuckCaseのBack面と同様のデザインが使われいます。

今までも描写の細かいデザインのDeckは色々とありましたが、そういったDeckの多くは抽象的で幾何学的なDesignの物が多いのですが、

このDEVIL'S IN THE DETAILSはテーマがはっきりしていることもあり、テーマとDesignの整合性やそのバランスを楽しむことが出来ます。ほんとに見事なDetailです。

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広げた時の印象は、どこかクラシカルな雰囲気になります。

 

>FaceDesign

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インデックスの視認性は良好

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pipsはオリジナルカスタムになっており、ここでもディテールの効いたデザインがされています。

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CourtCardは王室を連想させるDesignです。

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実はコートカードにもディテールのどこかにDEVILが潜んでいます。

見つけることが出来ますか?

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ちなみにSILVER VERSIONとGOLD VERSIONでは使用されている色がそれぞれのメインカラーが使い分けられています。

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A Cardはスートが大きく描かれており、細かなデザインがされています。

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スペードのAは特に豪華なデザインになっており、烏の描写や木々に潜む悪魔の顔などが描かれています。

 

>Extra

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(左画像:SILVER、右画像:GOLD)

JOKERにもメインカラーが使われています。

 

>Quality

TWPCC製(Taiwan Playing Card Company) with their Luxury Paper Stock.

SILVER VERSIONはモダンカット

GOLD VERSIONはトラディショナルカット

Luxury Paper Stockは以前にも触ったことがありまして、比較的柔らかめで張りのある品質です。個人的に特徴的だと思う点は、スプレッドの際にゴリゴリとした音が生じるような独特な感触です。なぜそういう音が生じるのかはわかりません。

触っているうちに気にならなくなりますが。たまに触ると違和感を感じますね。

ただ扱いやすさは良い品質になっています。

 

 

>おまけ

Portfolio52( @portfolio_52 )の手掛けた2020 DOTY AwardsでDEVIL'S IN THE DETAILSは ’Best Ace’ Award 1st Placeにえらばれました。

 
 
 
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A post shared by 長祐 (@chosuke_fulton)

@kardify も2020年のTOP12のDeck紹介をしていましたし、 @portfolio_52 に関してはノミネート作品について読者から投票を受け受賞者を決める。受賞者には大手スポンサーからの恩恵もあるようで見ていてすごく楽しかったです。

賞の種類も多く、今年は日本人デザイナーのDeckがノミネートされたり受賞することがあるといいなぁ何て思っています。