Deck Review 2021 #08:Contraband Playing Cards (Theory11/USPCC)
Contraband Playing cardsのReviewです。
Theory11から2015年頃にリリース。Joe White( @yeoldestudio )によりデザインされました。陰謀論、秘密結社、UNKNOWN等にインスパイアされたデザインになっています。
>TuckCase
茶色を含んだ黒(涅色)をベースにしたマットタイプの紙質です。
ケース外側はエンボス加工、金の箔押しが施されたディテールの効いたデザインになっています。また内側にも細かいデザインがされておりニス加工が施されています。
ケースだけでも本当に見ごたえのあるデザインになっています。
>BackDesign
ケースのバック面が白黒で表現されています。箔押しで見えづらくなっていた詳細なデザインが顔をだします。ケースとカードの色の反転は、このデザインを楽しむ上でとても効果的だと思います。
地球儀やコンパス、弓矢や剣、太陽や月など細かく描かれ、ラテン語が刻まれています。一つはCarpe Noctem 闇夜を生きるという意味( @chrisramsay52 のDeckでも有名 ですね )、もう一つはcarpe diem その日を摘めという意味
上下にはcerca trovaイタリア語で求めよ、されば与えられんという意味。ここら辺が秘密結社などのエッセンスにもなっている感じがしますね( レオナルド・ダ・ヴィンチによる「アンギアーリの戦い」とかを調べると、繋がりがわかると思います。)
白縁の太さは細め。デザインが細かいのでスプレッドやファンにした際には、どこかクラシカルな雰囲気になります。
>FaceDesign
インデックスのフォントやスートはカスタムされていますが視認性は良好。
PIPSもカスタムされており繊細なデザインはここでもされています。画像を拡大してもらうと分かりやすいかもしれません。
コートカードもカスタムデザインで、顔の向きは右向きで統一されています。
Aカードのデザインはかなり豪華で、画像ではわかりにくいですがメタリックインクが使われています。
>Extra
JOKERは雰囲気抜群。なんか謎がありそうな雰囲気がしますよね。これもメタリックインクが使われていると思います。
>Quality
若干薄めのStockで柔らかめです。CRUSHEDかどうかは商品ページにはありませんでした。裁断方向はモダンカットになっています。滑りはUSPCC製のDeckらしい滑りです。
とても扱いやすい品質だと思います。
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Theory11のDeckはディテールの見事な物がとても多いですが、個人的にはこのContrabandは群を抜いているかなぁ…HUDSONも好きなんですけどね。