Deck Review Superior skull&bones(EPCC)
前回のMANAに続きEPCC製Deckのreviewが続きます。今回はSuperior skull&bonesのreviewです。
タックケースは比較的薄めな紙質です。
エンボスや箔押し加工をしやすくする為にこの品質になっているのでしょう。細かな加工ですが箔のつぶれ等はありません。
タック背面の金箔も豪華です。
同社のSuperiorは比較的手ごろな価格帯のDeckで、standardなものはClassic Finish仕様でかつタックケースは防水加工になっている耐久性に優れた作りになっていましたが、
本Deckはハイグレード目線の作りになっている感じですかね。
>バックデザイン
skull&bonesの名の通り、雰囲気のある面構えです。着色はゴールドインクなのかもしれないですがメタリックインクではないので、ギラ付きはありませんが、Finishによる光沢と相まって煌びやかで艶っぽい感じを纏ってます。
ボーダーは細く、Bicycleのボーダーの半分位の太さですが、印刷ずれはありません。
黒と金色系(黄色系)のコンビネーションはやっぱり雰囲気でて格好いいですよね。発色の抑えた金色なので不気味さが強まってます。
エンボス(texture)は浅めです。ツルっとした手触りです。
>フェイスデザイン
フェイスデザインはオーソドックスですが、コートカードはUSPCC製のものとは若干異なるデザインです。(standardなSuperiorと同じデザイン)
スペードのAもデザインがカスタムされています。
indexも若干小さめですが視認性には問題はありません。
>joker
デザイン違いが2枚。
Magic的にはデュプリケイトが望ましいのでしょうが、自分的にはjokerはあまり使わないので特に問題はないです。色んなデザインが楽しめるのもある意味良い点かと思います。
>品質
EPCCのJN Finishが使われています。
硬く薄い紙質で、エンボスも薄いものになっています。しっとりした手触りで、手に取った時に少し重みが感じます。測ると95.3gであり、USPCC製のCrushed Stockは88g程。Rider Backは85g位(すべて54枚で計測)
体感できる差はあると思いますが、使い心地にどのくらい違いが出るのかは、正直よくわかりません。
硬さは感じますが、Classic Finishが使われているSuperiorのStandardタイプの方が個人的には硬さを感じました。どちらかというと張りがある感じでしょうか。
エッジは綺麗な裁断になっており、Traditional Cutになっています。
正直、品質はかなり高いと思います。
ただ、Finishのもちに関しては使い込まないと判断できないことと、Stock提供元で品質に差が生じている状況がJN Finishにはあるという情報もあったので、見守っていきたいと思います。
JN FinishはDavid BlainのProduceするDeckに使われるようになってきているようなので、今後の進化にも期待ですね。
しっとりした手触りで重量感のある台湾系Deck
パサッとした手触りで軽やかなUSPCC系
中間でかつ跳躍感のあるCartamundi系
ここら辺は好みですね。品質も一言では語れず奥が深いですね。