Deck Review MANA Playing Cards No.3 SYBIL LIVIDA (EPCC)
MANA Playing Cards No.3(SYBIL LIVIDA)のreviewです。
このDeckはタックケースの構造で、Deck好きの人には認知度の高いものかもしれませんね。細かなデザインと、それを強調するかのようにエンボス加工が施されています。
タックケースの構造は、開け口(flap部分)が独特な作りになっており、Cigaret Case煙草箱のような構造になっています。
フィットした作りになっているのですが、個人的に、耐久性に不安がある作りになっています。紙質は丈夫で、サラッとした手触りで高級感があります。
Tuck Sealsは側面についています。
MagicianのErik Manaがデザイン、EPCC製のDeckになります。Erik ManaはこのMANA Plating Cardsの他にもVerveシリーズやBuskers Playing Cardsをデザインされています。
>バックデザイン
サークルがシンボリングなデザインになっていますが、それを覆うかたちで葉や花などの自然をモチーフにした柄がデザインされ複雑な描写になっています。
配色は、黒、銀、スモーキーな水色がグラデーション様に配置されています。
Metallic Inkが使用されていますが、スモーキーな色合いのためギラギラした感じではなく、落ち着いた雰囲気の良い色合いが魅力的です。
ボーダーからはみ出すようにデザインがされているのも面白いですね。SpreadやFanにした時に遊びが出て面白いです。
>フェイス面
インデックは小さめですが、視認性は悪くはないです。
pipsはカスタムされていますが、バックデザインともバランスがとれた雰囲気のあるデザインだと思います。クラブがかっこういい。
コートカードは表情、特に目が怖い感じですが、こちらも雰囲気が良いですね。
『Piquet deck(ピケ・デック)』と『Belote(ブロット)』 – 世界遊戯博物館
コートカードのデザインが、フランスのCardのものに似た印象を個人的に受けました。こういったデザインも雰囲気があっていいですよね。
スペードのAのスートはMANAっぽい※
※MANAとは…太平洋諸島地域で広く信仰されていた神聖な力の概念(Wikipediaより)
色んなカスタムデザインのDeckがありますが、トランプらしさを壊さずにバランスを保つのって難しいと思うのですが、このデックは本当にバランスが良いと思います。
>品質
EPCC製(台湾製)
Master Finishが使用されています。Finishにより光沢が強調されているようです。
紙質は薄く硬いものが使用されています。エッジは綺麗にカットされておりファローは両面入ります。Deckを持った時に、若干重さを感じます。
個人的な感覚なのかもしれませんが、USPCC製より台湾製のDeckの方が若干重く感じることが多く(少しずっしりとした感覚)MANAは94gでした。ちなみにUSPCC製のCrushed StockのDeckは大体88g位のものが多いかと思います。
硬めのDeckが好きな人には触っていて楽しい品質かと思います。
youtubeでも紹介してみたので良かったら視聴してみてください。
Deck紹介 MANA Playing Cards No.3