絵を描くこと、見ること、漫画も好きです。最近はもっぱらDeck収集にはまっています。              

Deck Review 2021 #01:Disparos Black Playing Cards(ELLUSIONIST/USPCC)

2021年 最初のDeck Reviewは ELLUSIONISTのPROHIBITION SERIES

Disparos Black Playing Cardsです。

正確にはDisparos Playing CardsのV2にあたるDeckなのでPROHIBITION SERIESとは言えないかもしれません。

 

>TuckCase

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真っ黒なマットタイプの紙素材を使用

デザインは銀色のメタリックインクを使い、エンボス加工されています。恐らくエンボスでの加工だと思いますが、凹幅がそこまで大きくないので見方によっては箔押ししたようにも見えます。

Flapにもディテールの効いたデザインがされています。

CaseBack面は、CardBack面と似たデザインになっていますが、ドクロの化粧がケースの方にはありません。こういった小さい演出も面白いですね。

 

>BackDesign

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シュガースカル、アガベ(テキーラの原料となる植物)などのメキシコの「死者の日」をモチーフにディテールの効かせたデザインになっています。

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下地は真っ黒になっており、縁はアールが立った若干細めのデザインです。

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スプレッドすると、デザインの細かさがより引き立ちます。

 

>FaceDesign

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フェイス面も下地は真っ黒。通常黒色のPIPSは白に置き換えられています。

インデックスやPIPSのデザインはオリジナルにカスタムされています。

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Aカードは♠Aは大きくdesignされ、雰囲気に合った髑髏がスートを形成しています。

各カードはスートを囲むようにスクウェアに白く囲まれたデザインになっています。

 

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コートカードのデザインは完全に自分の好み、ドストライクです。

良い雰囲気出してますね。ダイヤやハートの絵札のデザインに使われている赤は、インデックに使われている赤を淡くくすんだ色に変えているのでしょうか?

凄くバランスがいいです。見た瞬間「格好良い」と本当に思いました。

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インデックスの視認性はこんな感じ。白地のCardと比べてしまうと、やはり視認性は落ちますね。これは仕方がないかと思います。

 

>EXTRACARD

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▲JOKER

BackDesignに似たデザインですが、サイドにJOKERの記載があり、上下に配置された髑髏は銃をクロスに構えています。このディテールも凄いですね。

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その他、DoubleBackCardと、デュプリの♠9が付いてきます。

 

>Quality

細かな比較はしていませんが、若干の厚さを感じますし、ELLUSIONISTのDeckなのでBEE STOCKを使用していると思います。

裁断面は下地の黒いカードなのでエッジの欠損を危惧して、まだ試しておりません。

USPCCのDECKなので裁断方向に癖はあると思いますが、問題なくファローは入るであろうと、勝手に思い込んでいます。

 

>おまけ

PROHIBITION SERIESのDeckは生産が終わっており、初回盤のDeckはそう出回っておらず、今回のようにV2が手に入れられるのは有難いです。

…が、そうは言っても、色調が異なっていたり、Designが違っていたりと収集意欲を書きたてられてしまいます。

Magicやフラリッシュに使いやすいかどうかは素人の自分には良くわかりませんが、初見で格好良いと思わされる、このデザインは凄いですよ。作品的な魅力があります。

 

テキーラを嗜むとき、ワンショットといったりすることがありますが、DECK名のDisparosはショットという意味があることから、名付けられたようです。

ですがDisparosのショットの良いは、銃のショットの意味なのです。

デザインによく合うひねりの効いたネーミングですね。