Deck Review ACE FULTON'S CASINO Little Tokyo Orange Edition (THE D&D PLAYING CARD COMPANY)
Art of Playから届きました。
ACE FULTON'S CASINO Little Tokyo Orange Editionです。
Deck紹介 ACE FULTON’S CASINO Little Tokyo Orange Edition
前作のTobacco Brown Editionは2019年に突如発表され、わずか13時間で完売してしまいました。これらのEditionはVintage Backsとも称され、その2作目になるかと思います。
>Tuck Case
マットタイプの丈夫な紙質に、スペードのAのPIPロゴが金の箔押しとエンボスでデザインされています。その他は側面にDeck名と側面には品質と社名が表示されたシンプルなものとなっています。
Case背面も実にシンプルです。クロージャ―シールにはTHE D&D PLAYING CARD COMPANYの印刷が。FultonのDeckだ~としみじみ思う個人的ポイントです。
>Back Design
とてもきれいなオレンジのメタリックインクが使用されています。オレンジの色調としては茶系の深みが効いたオレンジ色になっているので、派手さは抑えられたシブい感じの色調です。
Tuck Caseにも使われていたスペードのスートロゴデザインになっています。
k白、オレンジ、黒の3色使用なのですが、ベタ塗りカジノDeck系なのでベースはメタリックオレンジです。デザイン全体を見ようとすると、白縁やFULTON’S等の白字が前面に配置され、スートロゴが奥行のある後ろに下がった見え方ができます。
前後感が生じるバランス配置ができているデザインって凄いなと、関心してしまいました。
縁の太さは細すぎない程度で、スプレッドすると綺麗です。シンプルにみえます。
>Face Design
ARRCO Standard Designになっており、スペードのAがカスタムされています。
このスートロゴが主役ですね。
個人的にはARRCOの方がデザイン的には好きです。
コートカードが色っぽく見えるんです。中には間の抜けた顔と言う人もいますが、自分はこの雰囲気がすきです。
Indexの視認性には問題ないかと思います。
>Extra
JOKERはデュプリケイトになっています。インデックスはなし。
Casino Deckに多い看板デザインです。
その他には英場のTIP SHEET、裏面は仮想カジノのルールガイドカードになっています。これは歴代続いているカードですね。
色違いのダブルバックカードが付いています。片方(左)は前作のTobacco Brown Editionのカラーリングです。
>Quality
THIN STOCKを使用。D&D ProduceのDeckに使われる薄く張りのあるSTOCKが使用され、crushedになっています。
そのためとても扱いやすい品質になっています。
CuttingはModern Cutになっていますが、USPC製なので角が取れれば両面スムーズにファローも入るようになります。
高品質な仕様になっています。ただ薄いSTOCKなので耐久性は少し心配です。丁寧に使っていきたいDeckです。
購入価格$17.00(2020/8)
最近はCrowdfundingも盛り上がり、色々なクリエイター達がDeckを手掛けており、気になるものが多すぎます。その多くが非常に考えられたデザインになっており、広げた時に見せるDeckの表情にインパクトがあったり、新しいアイディアが盛り込まれたものが多いです。
そんな中でのACE FULTON'S CASINOですよ。
シンプルでクラシカル、色の配置で奥行を持たせたシブくて格好いいデザイン。
不純物のない格好良さだと言いたいです。僕は好きです。このデザイン。