Deck Review VENOMOUS Playing Cards -Paperwave playing cards- (USPCC)
Paperwave Playing cardsの3作品目「VENOMOUS EDITION」のreviewです。
聞き慣れないVENOMOUSという言葉ですが、毒とか毒々しいとかそんな言葉のようです。毒と聞くとPOISONを思い浮かべるのですが、POISONは飲んだりして体内に入るタイプのもので、VENOMOUSは噛まれたり、刺されたりして体内に入る毒をいうようです。なので毒蛇を意味したりするようです。
Tuck Caseのデザインは針や刃物を連想させる抽象的表現で色彩豊かなタイポグラフィーなデザインがされています。紙質はUSPCC製の他のDeckと同様な紙質です。
ベースが黒なので、カラフルな色彩がより強調されて見えますね。
>Back Design
TuckCaseと同様のDesignです。白縁の分、縮小したサイズ感です。
白縁はBicycleと同じ位の太さでしょうか。
マルチカラーでワンウェイになっています。複雑なデザインで、天地が混ざった状態だとやはり統一性が失われてしまい、スプレッドなどで見せる綺麗さなどが損なわれてしまいます。
スプレッドする向きで見せる表情が変わります。
ファンもする向きで表情が変わります。特にアウトの色調が変わりますね。
白縁が決して細くないので、ファンの見栄えがしにくいですが、もう少し自分が上手く広げられたらもっときれいに見えると思います。
>Face Design
USPCC Standard Designになっていますが、赤黒の概念がなく、全体的に黒で統一されてます。(個人的には分けてほしかったです。)
いくつかカスタムデザインされたカードがあり、スプレッドなどした時に顔を出すことがありおしゃれです。
Aはスートがデザインされており、ハートには蛇が描かれています。
>Extra
JOKERはデュプリケイトでインデックスはありません。1000個製造の記載があります。
そのほか広告カードがついています。
>Quality
Crushed stockを使用しており、薄く柔らかい品質です。
インク量なのか、Finishの特徴なのか少しぬるっとした手触りです。ベタ塗系のDeckに似た印象です。商品紹介(HP)にはLinen Finishとの記載があります。詳細は分かりかねますが、紙質はよく触りやすいDeckです。
ただこれだけ柔らかいと、どうしても耐久性は心配になってしまいます。
モダンカットになっていますが、角がとれるとファローは両面入りやすくなります。
購入価格$15.00(2020/8)
Paperwave Playing cardsはこれまで個性的なDeckを手掛けており、今作はデザイナーのAkshay Vigとのcollaboration Deckでした。続編はでるのか、個人的に楽しみです。