Deck Review COHORT CLASSIC PLAYING CARDS (ELLUSIONIST/CARTAMUNDI)
ELLUSIONIST×CARTAMUNDIのDECK COHORT CLASSIC PLAYING CARDSのreview。
前回に引き続きELLUSIONISTのDeckになります。個人的にELLUSIONISTはUSPCCでPremium Stock(Bee stock)を使用したMagic Finish(Performance Coating)のDeckという印象が強かったのですが、ここ最近ではCARTAMUNDI製のDeckが増えてきているように思います。
この背景には、CARTAMUNDIのカーディストリーとマジックのために開発されたTRUE LINEN B9 FINISHと新たに採用されたSlimLine stockの存在がやはり大きいのでしょう。そして、このTRUE LINEN B9 FINISH+SlimLine stockの組み合わせは、このCOHORT CLASSIC PLAYING CARDSにも適応されています。
前置きはここまでにして、reviewを勧めていきます。
>TuckCase
クラシカルな表情な構成です。
フェイス面の画像側面には、LUXURY PRESSED E7 STOCKと記載がされていますが、これはB9 FINISH+SlimLine stockのELLUSIONISTでの独自の呼称だと解釈しています。
ELLUSIONISTはUSPCC製のDeckを制作リリースする際にもMagic FinishをPerformance Coatingと呼称しています。
ケースバック面は、CardのBack Designが印刷されています。スクロールワークを取り入れたデザインから小鳥など可愛らしさを演出した、少し柔らかいクラシカルデザインになっていると思います。
ケースの紙質は標準な品質だと思います。
>BackDesign
TuckCaseの際に大まかなデザインの印象については綴りましたが、その他特筆するところと言えばボーダーの細さと印刷ずれのなさです。
上記のように1枚絵でみると分かりにくいのでUSPCのBICYCLEと比較してみます。
左がUSPCのBICYCLE どうでしょう。ボーダーの細さが良くわかると思います。
そしてここまで細かい調整が必要なのに、印刷ずれがないというのは、とてもすごいですよね。
スプレッドやファンでその細さがより際立ちます。繊細なデザインを綺麗に見せるには使い手の技術もより高く求められると思いますが、滑りも含め商品側は完璧な仕上がりだといって良いかもしれません。
そのほか、このDeckにはMarked機能が付いています。
バック面左上鳥のDesign付近にスートと数字がデザインされています。
▼動画でも簡単に紹介していますので、良かったらみて見てください(9:17位~)
Deck紹介 COHORT CLASSIC PLAYING CARDS
>FaceDesign
CartamundiのCOPAGのFaceDesignと同じ感じです。インデックのfontが細めになっています。CartamundiのStandardなのかもしれないですね。
インデックスサイズやコートカードも識別しやすいですし視認性は良いです。
>Extra
色違いのJOKER 以外に描写は細かいです。
ダブルバック1枚(赤青)、デュプリのスペードのQが付いてきます。
>品質
TRUE LINEN B9 FINISH+SlimLine stock
薄く柔らかいのですが張りの感じられる質感になっています。
USPCのtraditional Cutと同じ裁断方向になっており逆向きは少し癖がありかもしれません。開封初期からスムーズなハンドリングが可能な品質だと思いますが、使い込んでいく内に若干反りが出始める傾向があるように感じています。
自分の扱い方のせいかもしれませんが、柔らかい品質のため起こる現象なのかもしれませんが、比較的新しいREPUBLICでは同じ現象は生じていないので、ロット差なのか、段々と品質も向上していっているのかもしれないですね。
ただこれを込みにしても、Design、品質ともに傑作だと思います。