Deck Review 2021 #09:TOUGH LUCK PLAYING CARDS Standard Edition (Doc's Playing Card Co./USPCC)
Doc's Playing Card Co.からリリースされた「TOUGH LUCK PLAYING CARDS Standard Edition」のレビューです。
このデックはNative Tongue Studio(Brad Gabbard)と
Doc's Playing Card Co.(@docsplayingcardco)のコラボレーションデックになります。
>TuckCase
USPCCのスタンダードタイプの紙質になっています。自分は所持していませんが、今回紹介するものの他に、LIMITED EDITION(BLACK SEAL)があり、そちらの方は品質がことなるかもしれません。
黒を基調に、グレーとオレンジ色で彩られたクラシカルな絵本のような雰囲気をした表面と、ドクロのアイコンで形成されたパターン調のバックデザインになっています。
>BackDesign
タックケースのバック面と同様のドクロアイコンのパターンデザインになっています。
白縁の太さは標準的な太さでしょうか。
ドクロに対になる絵柄にはクロス✠柄が採用されています。黒地にオレンジの配色はとても格好良いですね。
物々しいデザインなのですが、そこまで雰囲気に重さを感じず、ファンやスプレッドをしていても雰囲気が柔らかい印象があります。それは外枠線にオレンジ色が使われている為だと思います。
パターン系デザインのデックが好きな人で、ボーダーが欲しいなぁと感じる人にはとてもお勧めできるデザインだと思います。
>FaceDesign
フォントやスートはカスタムされています。インデックスの配置が中寄りに設定されているので、スプレッドの際には問題はないのですが、ファンにした際には視認しにくい配置になっています。
コートカードにはドクロが描かれ、どこか悲劇的な様子がユニークに描かれています。
デックテーマにはポーカーテーブルや、ゲームでの不運などが盛り込まれており、それはコートカードにも表れています。
スペードのJACKが手に持っている役は、黒いスートの8とAのツーペア。
これはWild Bill's "dead man's hand"(デッドマンハンド)⇚ウィキペディアのリンク貼っておきました。を表現しています。
スペードのAはタックケースにもいたウサギが描かれています。
>Extra
JOKERはキツネが描かれています。役どころは不明ですが、何かのジャッジか受付のような感じなんでしょうか。
ところで、ケースやスペードのA、そしてJOKERに「LXXVI」の記載があり、どういった意味なんでしょうか?ググったら70より6多いとかそういった内容がありましたが、ポーカーゲームにちなんだ何かでしょうか?知っている方がいましたらコメントください。
>Quality
USPCC製 Premium paper(BEE STOCK)を使用
裁断はトラディショナルカットになっています。
デザイン性、品質ともに満足できるデックです。
購入価格 2021/4 $11.99
-----------------------------------
Doc's Playing Card Co.は個人的にずっと気になっていたメーカーでして、LIT Playing cardsや、Silver NuggetのオマージュライクなデックのJuice Joint Playing Cards、Lucky Playing Cardsなどカジノ風デックを輩出しています。
また、関わっているクリエイターの@McClure & Starkも魅力的なデックを輩出しています。今回、Doc's Playing Card Co.で購入をしましたが、届いたデックすべてがプロテクター(ケース)に入れて発送してくれました。
ケースの作りも品質の良いもので、ここまでのサービスはなかなかないと思います。初めての注文だったから、サービスしてくれたのかもしれませんが、正直嬉しかったです。
そして、Native Tongue Studio(Brad Gabbard)とDoc's Playing Card Co.(@docsplayingcardco)のコラボレーションがまた、KICKSTARTERで開始されています。
ジャパニーズテイストのデック制作を計画中 気になる方はチェックしてみて下さい。➡ http://kck.st/3ejce2N