絵を描くこと、見ること、漫画も好きです。最近はもっぱらDeck収集にはまっています。              

Deck Review  PRESSERS (ELLUSIONIST/USPCC)

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いつの間にか記事更新が100回を超えてました。頑張りましたねー。

最近は絵も書かず(落書きはたまにしてますが)Deckを集めてます。

そんな中、ELLUSIONISTのDeckが妙に肌に合うと言うか触り心地がいいのです。で、ELLUSIONISTのDeckを買おうと探していたら、今回紹介するPRESSERSを知ったわけです。


Deck紹介 PRESSERS

調べたら日本でも取り扱っているSHOPさんもまだあって、発売当時の商品記事を残してくれているサイトもあり興味を更にそそりました。

DeckNameのPRESSERは、MAD MENというアメリカのドラマがテーマにあり、ドラマの内容が広告代理店で働く人間模様を描いたドラマのようで、広告印刷などが出てくる描写もあったのでプレス印刷などにかけた名前になっているのでしょうか。

>TuckCase

Deckのテーマの一つが1960年代

Case外装は少し古ぼけた感じが演出された印刷になっています。しかし実際は手触りの良いマット紙で作られており、ネームや印字部分にはエンボス加工がされています。

エンボスが施されていますが、最近のCaseに多い薄いタイプの紙質ではなく材質はしっかりしたものになっています。

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CaseのBack面には、Cardバックデザインが印刷されています。

 

>BackDesign

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少しくすんだスモーキーグリーンが綺麗なBackDesignです。

ベタ塗りではなく、白いドット調の抜きが印刷されています。アールがかった黒い外枠線が引いてあり、Designを締めてします。

シンプルで綺麗なデザインです。控えめに上下にPRESSERSのロゴが印字してあります。

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黒色の外枠線の味が良くわかる写真だと思います。あるのとないのでは大夫違った印象になったでしょうし、他の色でも同じことが言えるでしょう。

 

>FaceDesign

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スペードのAにはニューヨークのビル街の街並みがDesignされています。

コートカードは男女がクールでオシャレな服装で、酒やたばこを嗜んでいる様子がアニメ調のタッチで描かれています。ここでも1960年代が強調されています。

煙草も酒も社会的に現在(2020年)では厳しい立場にありますが、昭和世代の自分としてはオシャレで格好いい文化的な側面もあると肯定したいところも多くあります。

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インデックスやpipsはオリジナルで赤色はややくすんだオレンジ色になっています。

Fontは長細く見える格好いい字体がチョイスされています。pipsのデザインもカスタムされていますがそれぞれ視認性は良いものになっています。

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>Extra

広告ライクなカードが2枚入っています。

JOKER▼

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色とコメントの異なるjokerです。空気のように滑るとカードの質を示したコメントが書かれています。実は同じ分がTuckCaseにもあります。

 

>Quality

ELLUSIONISTのDeckなのでStockは恐らくBee Stockを使っていると思います。若干の厚み、張りを感じました。

滑りは確かに空気のように滑ります。ようはUSPCCのDeckの滑りです。

裁断はモダンカットになっています。

 

購入価格850円(2020/10)

 

 

BackDesignのシンプルさに興味を持って手にとった訳ですが、Design全体、品質ともに個人の嗜好にあう品質でした。またテーマになっているMAD MENというドラマにも少し興味が沸きました。機会が持てたら見てみようかな。

Deck Review VITREOUS(EPCC)

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VITREOUS


Deck紹介 VITREOUS

EPCC(台湾製)のDeckです。2017年にリリースされました。

Created by Jeremy Griffith&Adrian Valenzuelaとあります。前年に色違い(黒ベース)もリリースされていたようです。

 

>TuckCase

比較的厚めのマットタイプの紙質が使われています。

Font部分や中央のシンボル部分にはエンボス加工が施されています。

 

>BackDesign

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フランス ナント大聖堂のステンドグラスがモデルとなったデザインになっています。優しい感じのパターン調ですが複雑なデザインです。

ボーダレスなので側面から見える表情や、ファンに広げた時の表情は圧巻です。

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個人的にはボーダーがあった方がトランプとしては好きなのですが、時折こうした複雑な表情を見せるボーダレスデザインのDeckもあり、ドキッとさせられることがあり、魅力的なところです。

 

>FaceDesign

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FontやコートカードデザインはStandardですが、ハートのKはカスタムされています。

AカードはスペードのAがカスタムされておりTuckCaseにあったシンボルがデザインされています。

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NumberCardはpipsの配列が独特です。

インデックスはStandardな感じなので視認性は問題ありません。

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>Extra

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Jokerは大聖堂の天使のDesignです。

片方は本(聖書?)を手に持ち、もう片方はJeremy Griffithのスペードの10を持っています。

 

>Quality

Classic stock/traditional cutで硬めで張りのあるStockが使われています。

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テーブルゲームに合う裁断で、テーブルファローも入りやすいです。

 

ボーダーレスの魅力が伝わる綺麗なBackDesignのDeckだと思います。

 

購入価格450円(2020/9)

 

Deck Review RISE PLAYING CARDS(USPCC)

ASMR動画とかたまに見たりするのですが、自分の好きな物ごとに関する音って多分、凄くいい音に聞こえるんでしょうね。

そんなこんなでDeck好きな自分がYouTubeで知った「Rise Magic」という兄弟がDeckをUSPCCからReleaseしたと。f:id:chosukejapan:20201023001714j:plain

その名もRISE PLAYING CARDSです。早速紹介していきます。


Deck紹介 RISE PLAYING CARDS

 

>TuckCase

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濃い(黒味の強い)ネイビーブルーを基調にしたシックな雰囲気です。

シュールな曲線で宇宙や山頂から見上げた星空を連想させるディテールに優れたデザインになっています。

Caseの品質はUSPCC製の他のDeckと同じ品質でエンボスやレリーフ加工はありません。底にFirst Editionとあるので続編もあるかもしれません。また5000個生産のようなので初回生産としてはかなりの生産数だと思います。強気ですよね。ただ大量生産のおかげもあり、個人の制作Deckにしては価格も若干抑えられた設定になっていると思います。

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Tuck SealとExtraCartdの組み合わせが面白いです。

 

>BackDesign

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サークルデザインで宇宙を連想します。サークルの外はディテールに富んだスプラインな曲線で構成されたシンメトリーなデザインの複合でデザインが構成されています。

なんか説明難しいな…

太い黒(ネイビーブルー)の外枠が設けられており、中央の円とバランスをとっています。この円や外枠がスプレッドやファンを演出します。

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>FaceDesign

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USPCのStandard Designのインデックスになっています。

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各Aのスートはデザインされており、BackDesign同様 曲線でディテールに富んだデザインです。

またこのデザインされたpipは各カードのpips内に一つ配置されていますが。前面に強調されるものではなく、馴染んだものになっています。

シックな雰囲気はFultonの「CLIP JOINT」を思い出させます。

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  ▲Fulton’s Playing Cards 「CLIP JOINT

ただ精巧なディテールは尖った荒々しさと言うか、若さ、活気をも感じますね。

大夫作り込んだのだと思いました。

Design系の大学か、その道に精通しているのでしょうか。凄いなと思いました。

 

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コートカードには兄弟がそれぞれデザインされています。

ハートのK:Grant Henry

スペードのK:Chandler Henry

 

>Extra

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JOKERは朝夜と場面を変えをデザインになっています。インデックスはなくシンプルな感じです。

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TuckCaseやTuckSealにも登場している、上昇を表すロゴ(でいいんでしょうかね)のCard、あとDoubleBackCardがついています。

 

>Quality

USPCCのPremium Crushed Stock(Bee stockのCrushed)を使用

裁断方向はModern Cutになっています。

パサついた手触り、心地よいエッジのあたり、軽めのハンドリング感。柔らかいけど張りのある若干薄いStockになります。

Bee Stockだと思われ耐久性もあるでしょう。品質はとてもいいです。

 

 

全体的にディテールに富んだ気合の感じるデザイン性の高いDeckだと思います。

ただこの高いデザイン性と、カスタムコートカードの人物像のタッチが個人的にはミスマッチになっているように感じてしまいます。どうしてもハートのKとスペードのKのデザインが浮いているように感じます。

ここら辺がデザインの難しいところなんだと思います。

まぁこうした所は、今後改善していけるところだと思いますし、ExtraCardの立ち位置にしてしまえばコレクター的にも演者側としても存在価値はガラッと変わるところなので、次作への期待できるポイントの一つになりますね。

 

購入価格1495円(2020/10)

Deck Review ELEVATION PLAYING CARDS -NIGHT EDITION- (cartamundi)

デザイン良いとこ取り……こういうと聞こえがなんか悪いけど

Deckが好きな人が一生懸命考えデザインしたんだろうと、妙に惹かれたデザインです。

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ELEVATION PLAYING CARDS -NIGHT EDITION-

EmilySleights52という方のKickstarterのDeckです。


Deck紹介 ELEVATION PLAYING CARDS NIGHT EDITION

 

>TuckCase

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CASEの紙質はStandardな品質で、エンボスなどの加工はありません。

深くやや緑がかった紺色がベースに、緑、白と落ち着いた配色でデザインされています。ELEVATIONとは標高といった登山などの意味合いの他、上昇(思考)などの意味もあるそうです。

TOPにスートがあるのもオシャレですね。

 

>BackDesign

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中央にコンパスが描かれ、雪山、森、水面、その背景には星空と流星。

ボーダーは壊れており、配色からはORBIT V6を連想しました。▼

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配色も似ているから、尚更そう思うのでしょう。

流星などの着色でシンメトリーな演出を施すデザインは最近増えてきたような印象がありますが、太さの異なるダブルラインだったり工夫もあります。

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テーマとデザインの完成度も高く、バランスもとても良いと思います。

ここ数年で輩出された名Deckのデザインが好きで、そういったデックのデザインを取り入れながら丁寧にデザインしていったのかなぁ何て想像してしまいました。

 

オマージュとかパクリとか皮肉った受け入れ方は個人的にはなくて、なんか嬉しい感じがしたデザインです。

 

>FaceDesign

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スペードのAにはMOVE MOUNTAINとあります。ことわざ的な言葉ですよね。

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コートカードにはDeck制作に携わった人物がモデルとなり描かれ、手にしているものも登山に関連した道具に置換されています。

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スペードのK:@xaviorspade, 個人的にyoutubeで見ることのある方です。

ダイヤのK:@bplayingcards このDeckのdesignerです

クラブのQ:@emilysleights52  製作者 2020/10現在新デックに着手しています

クラブのJ:@caramelislife フォトグラマーでしょうか?

スペードのJ:@courier_stu, インスタだとカードコレクターだと自己紹介されています

人物デザインも雰囲気を壊さず、綺麗なタッチで上手ですよね。

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その他はUSA Standardなデザインで視認性は良いと思います。

 

>Quality

B9 FINISH&Slimlineのcombination 品質はとても良いです。

柔らかいのですが、張りがあり耐久性もあります。

モダンカットの裁断方向で、エッジは綺麗です。

f:id:chosukejapan:20201014224958j:plainただ最近気になっているのですが、自分の触り方の癖なども勿論影響しているのでしょうが、使用しているうちに外側に反りが出始める傾向があるように感じています。

B9 FINISH&Slimline自体、まだ誕生し日も浅いのでこれから段々改善されていくとは思うのですが、ちょっと気になるところです。それさえなければ、品質自体は個人的にはCartamundiが頭一つ抜けるかなって思っています。

 

>Extra

デュプリのJOKER コンパスがモデルです。

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▼壊れたコンパスのJOKERとダブルバックカードがついてきます。

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購入価格1830円(2020/10)

 

EmilySleights52は現在 新しいDeckの制作に着手しています。

色んなCreatorが楽しいDeckを次々と作ってくれて、金銭的には大変ですが

楽しいDeck Lifeを送れてます。

皆さんの好きなDeckは何ですか、情報交換出来たらこのBlogをかく意味もふえるので是非コメントで教えてください!

 

 

Deck Review Gambler's PLAYING CARDS (USPCC)

「美しい、これ何ていうDeck?うわフェイスも格好いいじゃん」初対面はこんな感じだったGambler'sのreviewです。

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Deck紹介 GAMBLER’S PLAYING CARDS (ASMR-like video)

美しいTuck Case

細かなエンボスが施され、印字は箔押しされています。印字からChristoferLacrosteとDropThirtyTwoによって製作されたことがわかります。ここら辺については、もう少し後に綴ります。

>Tuck Case

もう少し細かくCaseを見ていきましょう。

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細かいエンボス加工によるデザインを施すには、どうしても薄めの紙質になる傾向があります。このTuck Caseにも同様のことが言えます。貧弱な紙質ではありますんが、他のケースと比較すると丈夫な紙質とは言えません。

Flapにはcorvus oculum corvi non eruit「ワタリガラスの目を消さないで」かな?おそらくラテン語が印刷されています。

内部まで施された金色を使ったデザインが格好いいです。やはり黒と金のcombinationは格好良いですね。

 

>BackDesign

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ノンボーダーのパターンデザインですが、構造は複雑です。このパターンのモチーフというか、テーマがあるのだとしたら知りたいですね。TuckCaseのflap部のラテン語に関係しているのでしょうか。

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佇まいはシブく格好いい。側面を見るとデザインの途切れが生じているので、もしかしたらマーキングシステムがあるのかもしれませんが…すみません、詳細はわからないです。

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スプレッドした際の表情はこんな感じ。渋いですね。

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しぶいだけじゃなくて、きれいなんですよ。

 

>FaceDesign

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フェイス面はARRCO Standard Designが基調になっています。

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Aカードは各スートpipが大きめに描かれ装飾されています。

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コートカードは暗めの色合いを選択。ん…なんか見たことのあるデザインだなぁと感じ始めました。

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インデックのfontも少し細いfontを選択しています。視認性は良いですね。

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広げるとこんな感じ。格好いいでしょ。

TuckCaseからBack、FaceDesignともに完成度の高いDeckですね。そしてフェイス面はなにかのDeckに似ている印象を受けたので、画像を探してみます。

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▲そうです。MINTに似ていたんですよね。

で、調べて見ましたらChristoferLacrosteというdesignerが関わっていました。その他一緒にProduceしていたDropThirtyTwoが人の名前なのか、プロジェクト名なのかわかりませんでしたが、MINTには名前はなかったようでした。

 

>品質

USPCC製でcrushed stockを使用とあります。

実際はそこまで薄くなく、硬さも柔らかすぎず個人的には張りがある方です。

裁断はTraditional Cutになっています。角がとれれば両面ファローは問題なく入ります

ノンボーダーなので印刷ズレも目立たない使用です。

 

デック名がGambler'sなので仕方がないのですが、欲を言えばボーダーがあるバージョンがあればかなりほしいDeckです。

マジックショップ |手品用品 |マジック用品 |トランプカード - インポッシブルカンパニーインポッシブルカンパニーでSAIL対象商品になっていて何となく購入したDeckだったのですが、当たりでした。もう売り切れてしまっているようですが、再販あると嬉しいDeckです。

購入価格660円(2020/9)

 

Deck Review COHORT CLASSIC PLAYING CARDS (ELLUSIONIST/CARTAMUNDI)

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ELLUSIONIST×CARTAMUNDIのDECK COHORT CLASSIC PLAYING CARDSのreview。

前回に引き続きELLUSIONISTのDeckになります。個人的にELLUSIONISTはUSPCCでPremium Stock(Bee stock)を使用したMagic Finish(Performance Coating)のDeckという印象が強かったのですが、ここ最近ではCARTAMUNDI製のDeckが増えてきているように思います。

この背景には、CARTAMUNDIのカーディストリーとマジックのために開発されたTRUE LINEN B9 FINISHと新たに採用されたSlimLine stockの存在がやはり大きいのでしょう。そして、このTRUE LINEN B9 FINISH+SlimLine stockの組み合わせは、このCOHORT CLASSIC PLAYING CARDSにも適応されています。

 

前置きはここまでにして、reviewを勧めていきます。

>TuckCase

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クラシカルな表情な構成です。

フェイス面の画像側面には、LUXURY PRESSED E7 STOCKと記載がされていますが、これはB9 FINISH+SlimLine stockのELLUSIONISTでの独自の呼称だと解釈しています。

ELLUSIONISTはUSPCC製のDeckを制作リリースする際にもMagic FinishをPerformance Coatingと呼称しています。

ケースバック面は、CardのBack Designが印刷されています。スクロールワークを取り入れたデザインから小鳥など可愛らしさを演出した、少し柔らかいクラシカルデザインになっていると思います。

ケースの紙質は標準な品質だと思います。

 

>BackDesign

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TuckCaseの際に大まかなデザインの印象については綴りましたが、その他特筆するところと言えばボーダーの細さと印刷ずれのなさです。

上記のように1枚絵でみると分かりにくいのでUSPCのBICYCLEと比較してみます。

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左がUSPCのBICYCLE どうでしょう。ボーダーの細さが良くわかると思います。

そしてここまで細かい調整が必要なのに、印刷ずれがないというのは、とてもすごいですよね。

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スプレッドやファンでその細さがより際立ちます。繊細なデザインを綺麗に見せるには使い手の技術もより高く求められると思いますが、滑りも含め商品側は完璧な仕上がりだといって良いかもしれません。

そのほか、このDeckにはMarked機能が付いています。

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バック面左上鳥のDesign付近にスートと数字がデザインされています。

▼動画でも簡単に紹介していますので、良かったらみて見てください(9:17位~)


Deck紹介 COHORT CLASSIC PLAYING CARDS

 

>FaceDesign

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CartamundiのCOPAGのFaceDesignと同じ感じです。インデックのfontが細めになっています。CartamundiのStandardなのかもしれないですね。

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インデックスサイズやコートカードも識別しやすいですし視認性は良いです。

 

>Extra

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色違いのJOKER 以外に描写は細かいです。

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ダブルバック1枚(赤青)、デュプリのスペードのQが付いてきます。

 

>品質

TRUE LINEN B9 FINISH+SlimLine stock

薄く柔らかいのですが張りの感じられる質感になっています。

USPCのtraditional Cutと同じ裁断方向になっており逆向きは少し癖がありかもしれません。開封初期からスムーズなハンドリングが可能な品質だと思いますが、使い込んでいく内に若干反りが出始める傾向があるように感じています。

自分の扱い方のせいかもしれませんが、柔らかい品質のため起こる現象なのかもしれませんが、比較的新しいREPUBLICでは同じ現象は生じていないので、ロット差なのか、段々と品質も向上していっているのかもしれないですね。

ただこれを込みにしても、Design、品質ともに傑作だと思います。

Deck Review Artifice Playing Cards (Second Edition Emerald ) (ELLUSIONIST/USPCC)

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Artifice Playing Cards (Second Edition Emerald )より販売されたArtifice Playing Cards Second Edition Emeraldのreviewです

このブログを始めて、紹介してきたDeckを印刷製造社や制作販売社などカテゴリー分けをしていまして、やはりUSPCCが多いのですが、制作販売社となるとELLUSIONISTが多い振り分けになっています。

個人的にDaniel Madisonが好きなので、彼のDeckがELLUSIONIST社が多いのもあるのかもしれませんが、自分にとって魅力的なDeckを輩出してくれているのは事実でしょう。

 

前置きが長くなりましたが、reviewを始めます。


Deck紹介 Artifice Playing Cards (Second Edition )

>TuckCase

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TuckCaseの構造、紙質は他のUSPC社製のそれと変わりはありません。

シンボルロゴとタイトルなどの線画はシルバーインクが使われており、Designを彩る配色はエメラルドの黒いグラデーションになっています。そのため大夫暗い印象を受けるデザインになっています。

デック商品おページにあった紹介文を引用しておきます。

アードネスがもしもデックだったとしたら、彼は Artifice デックだったであろう。 地味でありながら卓越していて、 Artifice はカードテーブルにおける実に見事な紳士です。 たとえ彼の紫色の袖にエースが隠されていたとしても。ストリートマジシャンより引用 https://www.streetmagician.net/p.php?id=2364

 

>BackDesign

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中央の時計のようなシンボルロゴはかなり繊細なタッチで描かれています。その周りの装飾や外枠線などにもデザインはされているのですが、緑と黒のグラデーションがかったストライプデザインが前面に出てきています。

白縁はBicycleより若干細い位の太さで丁度良い感じです。コーナーは丸みを帯びていますがそこもデザインされています。

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スプレッドすると中央に点状のラインが顔を出します。上下のコーナーにあたる部分も演出しています。

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暗いデザイン、存在感がありますね。

観客を引き付ける締まった演出をする場面など、想像できそうな印象を持ちます。

 

>FaceDesign

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インデックスやスートはカスタムされていますが視認性は良好です。

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スペードのAのpipは格好良いデザインです。リボンやネクタイのようにも見えますが、なんのデザインなのでしょうか。知っている方教えてください。

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各スートの数字Cardは上の画像の感じです。

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コートカードは絵札を囲む線が省略されておりシンプルに見えます。

黒赤の他、緑青と色が多めに使われておりバランスよく配色されています。

 

>Extra

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JOKERはデュプリに見えますが、左手でカードを隠し持っているかどうかの違いがあります。その他に、ELLUSIONISTの広告とダブルバックカードが付いてきます。

 

>品質

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ELLUSIONISTのUSPCC製なので、恐らくBee stockを使用していると思われます。

TuckCaseにはperformance coating(USPCCのmagic Finish)と記載があります。

裁断はModern cutになっています。

Bicycleより少し厚く、張りと耐久性がある紙質になっています。エッジのざらつきも心地よい感じになっています。

 

実は、このArtificeは暗い印象の強いカラーリングのせいなのか、画像や動画を見ても、真っ先に手に取りたいという衝動にはなかなか駆られなかったDeckだったんです。

なのですが、実際手に持ち、肉眼でみるとすごく格好いいDeckなのです。

2020年10月現在 国内でもまだ購入できるショップもありますので、触ったことがなく、この記事を見て興味を持たれた方は是非一度は手に取ってみることをお勧めします。まぁ好みは人それぞれですけどね。